事業進捗

BLGきのかわと
古家具再生の連携をスタート

捨てられてしまうはずの家具が、地域の方々の手で、もう一度動きだす。

蔵の中で、黒く塗られた古い長持を雑巾で拭き上げる利用者の方

不動産に遺された、金銭的な価値のない古家具・古道具。私たちはそれをレスキューし、次の使い手に渡す仕事をしていますが、その途中の「拭き上げる」「整える」という手作業を、地域の方々と一緒に行う連携がはじまりました。

相手は、デイサービス型の支援を行う「BLGきのかわ」です。

施設の外で、汗を流す

BLGきのかわの支援は、施設の中で座って過ごすものだけではありません。外に出て、体を動かす活動も大切にされています。今回、その活動先のひとつとして、私たちの工房・倉庫を使っていただくことになりました。

作業の内容は、シンプルです。捨てられるはずだった箪笥や長持を、雑巾で拭き、汚れを落とす。それだけの作業を、利用者の方々と一緒に、汗を流しながら行いました。

引き出しを引き出し、二人がかりで古い箪笥の状態を確かめる様子
引き出しの中まで、一つひとつ手で確かめながら。

懐かしい家具を、拭く時間

作業をしていただいた中には、若い頃に同じような家具を実際に使っていた、という方もいらっしゃいました。ただの清掃作業のはずが、拭いているうちに、その家具にまつわる昔の記憶が自然と語られる時間にもなりました。

昔によく使った懐かしの家具を拭き掃除する体験になった。
扉を開いた大きな整理箪笥の内側を、膝をついて丁寧に拭き上げる様子
開いた扉の奥まで、丁寧に。

私たちだけでは手が回りきらない「拭き上げ」の工程を、地域の方々の力を借りて進められること。そして、それが誰かにとって懐かしさに触れる時間にもなること。古家具の再生が、単なるモノの再利用にとどまらない意味を持ちはじめています。

この連携は、これからも続けていきます。

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